催眠療法(前世療法①)/ただいま、婚活中!(小説にしてみました)vol.16

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催眠療法(前世療法①)/ただいま、婚活中!(小説にしてみました)vol.16

ただいま、婚活中!小説にしてみました

2018/04/03 催眠療法(前世療法①)/ただいま、婚活中!(小説にしてみました)vol.16

(下記、フィクションです)

 

「初めてのレイキヒーリング、いかがでした?」

「終わった今も身体の芯がぽかぽかしてる感じがして、なんか、温泉に入ったあとみたいです。手を当ててもらっただけなのに、マッサージで揉んでもらうより、気持ち良かったです

 

セッションルームに戻り、新たにいれてもらったマローブルーのカップを両手で包み込みながら、里江はエスさんの問いかけに答えた。代謝もあがっているようで、おなかの中がぐるぐると動いているような気がする。

 

「では、10分か15分ほど休憩していただいて、ヒプノセラピーを始めましょうね」

「はい。。。あ。。」

 

返事はしたものの、言いよどんでしまった里江に、エスさんが小首をかしげる。

 

「あ、あの。。。」

「なんでしょう?」

 

『えい、里江、勇気を出して言っちゃえ』と、里江は心の中で自分に喝をいれた。

 

「あ、あの、実は。。。この期間に出会った人がいて、その、婚活サイトでの出会いなんですけど」

「そうなんですね

 

エスさんがにっこり笑顔になる。

 

「なんか、あの、今までの人とは違うというか。。。容姿的には私のタイプとは違うんですけど。。。でも、初めて会ったのに、前から知ってるような、そんな気がして。。。」

「なにか、ご縁のある方かもしれませんね。輪廻転生が本当にあるとしたら、もしかすると、前世からご縁のあるソウルメイトだったりして」

「そ、それなんですなんか、そんな気がして

 

里江は大きくうなずいた。前回エスさんから、今回は不安感や緊張に関するソリューションヒプノ願望実現療法を提案されていたのだけれど、その人との出会いがあって、どうしても前世療法を受けてみたいと思ってしまっていたのだ。

 

「それでは休憩のあと、今日は、前世療法にしましょうね」

「あ、はい、お願いします

 

里江の思いをくみ取ってくれたエスさんの提案に、心の中で『やったぁ~』と叫んでしまった。休憩の間、緊張したり、わくわくしたり、気持ちが大きく揺らいで落ち着かず、あっという間に時間が過ぎた。

 

「さて、後半のお飲み物は?」

 

戻ってきたエスさんが聞いてくれたが、先ほど淹れてもらったマローブルーが残っていたので、断った。今は、早く、前世療法を受けたい気持ちが勝っていた。

 

「では、さっそく始めていきましょう」

「お願いします

 

いつものようにリクライニングチェアを倒し、毛布をかけてもらい、間接照明の明りにふっと目をやる。いよいよ前世療法の始まりだ。

 

「それでは、軽く目を閉じ、呼吸に意識を向けていきます」

 

エスさんのいつものメッセージで、里江は軽く目を閉じた。エスさんの穏やかな口調に、心地良い声音。先ほどのレイキ・ヒーリングのおかげか、いつもよりやんわりと力が抜けていく。

 

「これから数字を10~1まで逆に数えます。10~1まで逆に数え、0と言ったら、あなたは、今の人生ではなく、過去に終わった、すでに終わった人生での出来事、その場面へと移動していきます」

「あ。。。」

 

途中ぼんやり途切れつつあった意識が、少しだけ戻る。

 

「そうして、時空をこえ、過去へ過去へと旅することで、あなたは、今の人生での役割や目的これからどんなふうに生きて行けばいいのか、また、今の人生で関わっている人たちとの関係を知ることさえもできるんです。そのためにあなたは、これから、過去へ、過去へとあなたの中の時間を戻していきます」

 

10~1へのカウントダウンが始まる。わくわく、ドキドキしつつ、意識がふっと飛んでしまったり、ふわふわした不思議な感覚がする。

 

「ゼ~ロ。。。」

 

エスさんの『0』の合図で、ぐっと意識が深くはいっていく。

 

「まずはゆっくりと、周りの様子を感じ取っていきます。あなたが今いる場所、その地面がどうなっているか。土、草むら、石畳、木の床だったり、畳だったり、もしかして、水に浸かっているかもしれません。まずはゆっくりと感じ取っていきます」

「あ。。。カゴの中に。。。すっぽりと収まっています。木の枝というより。。。もっと柔らかい感じの。。。、そう藁で編んだみたいなカゴの中」

 

『見る』というより、『感覚的に感じ取っている』と言ったほうが、しっくりくる。

田園と青空

 

「畑。。。たぶん、小麦畑の中に置かれてて、周りを黄金色に実った小麦が穂をたれています。それを、お父さんやお母さん、それに。。。村の人たちが、刈っているところです」

「カゴの中。。。ということは、まだ、赤ちゃん?」

「そうです。そこにいる私は赤ちゃんで、機嫌はいいみたい。自分の手で遊んでいたり。。。」

 

心から安心しきってそこにいるような感覚が伝わってくる。

 

「あ、誰か、カゴをのぞき込んでいます。男の子。。。たぶん、5歳くらいかな?丸くて茶色い目の男の子、優しく話しかけてくれています」

「知ってる人?」

「あ、はい、たぶん。。。」

 

実の兄というより、近所のお兄ちゃんという存在。でも、包み込んでくれるようなその笑顔を見ていると、ほっと心が安まる。いつも面倒を見てくれている、大好きなお兄ちゃんだ。

 

「では、今感じている、ほっと心が和らぐ感覚や安心感、充分に感じ取っておきましょう。充分に感じ取ることができたら、教えてください」

 

エスさんの言葉に、『ああ、こんな安心感もあるんだ』と、改めて思った。

 

「もう大丈夫です」

「他にも、気づくこと、気になることはありますか?」

「特には。。。ありません」

 

「それでは、そろそろ、その場所を離れ、別の時間へと移動していきましょうか。1~3まで数えると、あなたは、今いるその人生での時間を進めていくことができます。何年、何十年後まで進んでいくか、どんな場所にいるのか、周りの人の様子、感じ取っていきましょう」

 

次の1~3のカウントで、場面が切り替わった。

 

「あ、今度は、村の出口にいます。黒く枯れた木があって。。。私は誰かに手を引かれてて、そう、村を出ようとしています。でも、まだ、小さい。たぶん。。。4~5歳くらい」

 

誰かに呼ばれた気がして振り向くと、こちらに向かって走ってくる少年の姿が見える。たぶん、さっきと同じ少年だ。年齢は10歳くらいになっている。村は。。。昼間だと思うのに薄暗く、何だか黒いもやがかかっているようにも見える。

 

「迎えに行くから。絶対に、迎えに行くからね。だから、いい子でいるんだよ」

「うん

 

駆け寄ってきた少年の言葉に、大きくうなずく。『いい子だ』って頭を撫でてもらっただけで、なんの疑いもなく、絶対に迎えに来てくれるって信じられた。

 

その年は、長い間の悪天候に、村は飢饉と疫病で惨憺たる被害を受けていた。里江。。。そこでなんと呼ばれていたのかはわからないが、里江の両親も疫病で亡くなり、よその村に引き取られることになったのだ。

 

村の出口で見送る少年を何度も振り返りながら、里江は村を離れていく。

 

「今は、どんな気持ちがしていますか?」

「不安が。。。ないわけじゃないけど、なんか、大丈夫って思えてて。不思議なんですけど」

「では、その感覚も充分に感じ取っておきましょうね」

 

里江はうなずいた。本当に不思議な感覚で、その少年のこと、本当に大好きで、それが恋愛的なものかどうかはわからないけれど、その少年の存在を感じるだけで、安心できたのだ。

(上記、フィクションです)

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